
るかの可能性を考えたいと思います。 このデータベースには芸術団体、公立文化施設、文化行政の情報が登録されていますけれども、まだ使い方が開発されていないという段階にあると思います。まずは便利な名鑑、名前を知っている団体とか所在地がわかっている団体で調べたいとか、たしかこういう劇団があったのだけれども、何という劇団でどういう劇団だったかなというふうなことを調べたいときには、簡単に探し出すことができる。例えば北海道に何劇団が登録されているかなと見ることもできます。公文協の方々が仕事をする上での機能で言うと、このデータベースによって情報といっても何を得るのか。これは一次情報だと思います。皆さんが企画を立てたり呼ぼうと思ったときの一次的資料を調べる道具として使う。その情報に基づいて、次に、仲間との情報交換に利用する。この団体の公演はどうだったんだということを仲間同士との情報交換に使う。その次に、詳細情報を直接取り寄せる道具に使い、交渉に利用する。これはデータベースの活用とメールの活用と、電話や手紙と違った機能がある。メニューを示しましたが、地域の人と地域外のプロフェッショナルを呼んでジョイントをさせようとか、あるいはフェスティバルをやろうといったときの使い方一例です。 芸術家/芸術団体データベースで検索条件を見ていただくと、団体の名称、個人の名称、ジャンル、所在地、公演制作とか教育活動とか業務内容、詳細設定の中に作品と400字活動紹介と職能/パートというのがあります。この項目で調べられる。作品がまだ入っていませんが、例えばシェイクスピアの何々という作品をやっている劇団を探したいといったときに、それを過去に上演したことがある劇団が調べられる。ここで例示しましたが、「平和」というテーマで何かフェスティバルをやりたい。平和ということを自分のアピールポイントに使っている劇団、楽団、舞踊団ないし個人はいるだろうか。400字活動紹介に皆さんが劇団なり個人の自己PRを書いているんです。次に職能/パートとあります。これはバイオリンあるいは能のシテとか落語というふうに入力すると、落語家が100人ぐらいがひっかかってくるとか、そういうふうな形で調べられる。 では平和というテーマでフェスティバルをやろうということで考えたとき、平和という言葉を自分の活動紹介の中にインプットした団体ないし個人が22件あった。これで見るとやはり広島が多いですね。大分の吉四六劇団もひっかかってくる、あるいは東京都の団体もあるし、個人で現代舞踊の折田克子などが検索される。項目の大分類というのは、演劇、音楽、舞踊などの大ジャンルですけれども、小分類というのは自分がやっている詳細ジャンルについて、オペラであるとか合唱、琉球舞踊まで入っていますね。こういうような形
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